JISPA整備技術トレーニング「輸入車整備の実務(初級編)」を開催(2024年7月25~26日)
2024年度のJISPA整備技術トレーニング(初級編)が7月25日より1泊2日で開催されました。
会場は三井住友海上火災の千葉研修センター。2024年度は受講者の募集人数を定員12名としましたが、応募人数は7名でした。受講生はJISPAが4、アドバンスクラブが3名でした。
初級編の初開催は2017年で、途中、新型コロナで開講できず、2022年より復活、2024年度は通算6回目の開催とります。
JISPAがこのトレーニングを定期的に開催している理由は、以下の二点です。
・初級編のテーマはメカニックの初期ベルの見習い(apprentic)の部分。国産車は、毎日入庫するため、この部分のトレーニングは自社工場内で容易ですが、輸入車の場合、入庫する頻度が少ないため、自社の工場内でのトレーニングは難しく協会として集合教育で実施しています。
・欧米の輸入車整備の業界ではスキャンツールの活用が定着しており、自動車メーカーも整備現場でのスキャンツールの使用を前提に車両を開発しています。そのためメカニックはスキャンツールを正しく使えるようにならないと自動車整備の第一歩が始められないのです。これについては「座学により頭で覚える」のではなく現場でのトレーニングによりそれぞれのメカニックが身につける必要があります。
講師陣はJISPA会員工場の工場長クラスです。メカニックの先輩が後輩に教える形態としています。
受講生はマンツーマンでスキル(基礎)を教える。その後は自社の輸入車整備現場でスキルを上達させる。
更新:2024年07月26日